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以前、武田邦彦教授が虎ノ門ニュースで福島原発処理水について問題点をしてきしていました。
武田教授は処理水海洋放出について問題があるとの見解ですが、「トリチウム水が安全か危険かが問題ではない」との事なのです。
私たちが見ている福島原発処理水海洋放出のニュースは問題点の目くらましです。
「反原発」「原発推進」何方の考えの人も一般市民は本質から目をそらされています。
武田教授が「嘘」をついてなければです。私は彼が「嘘」をついていないと思います。
武田教授のお話を要約すると「国が放出できる放射能の総量は世界で決められている」そうです。
福島原発の処理水を海洋放出するとその量を超えてしまう。
総量と言うのは原発もそうですし医療現場もそうですし生活の至る所で発せられる放射能の総量です。
一般的に社会が耐えられる放射能の量です。日本の何処で放出しているか、濃度がどうかは関係無い。
「決まり事を破る」のが問題なのです。
政治家も専門家もマスメディアも「決まり事を破る」事について言及しません。
本来議論すべきは「決まりを変えるべきかどうか」「決まりを変えた時の社会的リスク」「決まりを変えた事の世界への説明」です。
この議論から逃げるために「トリチウム水が安全か危険か」を表に出してうやむやにしようとしています。
一般国民はそんな知識はありません。武田教授のお話しがなければ知らなかったでしょう。
本質を議論できる国になってほしいです。
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